ネットでよく見かける恥ずかしい誤用
一見もっともらしいけれど間違っている日本語をいくつか取り上げてみます。こんな言葉を就職活動の小論文なりエントリーシートなりに使っていたりしないでしょうね?
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こんな誤用に気が付かないようでは教養を疑われます。
- シュミレーション
- これはネットというより日常会話でもよく聞きます。日本語による誤用の横綱格と言っていいでしょう。中には「趣味レーション」などと当て字を使って上手いこと言えたつもりになっている人もおられるようで、気の毒でなりません。simulationのカタカナ化ですから、「シミュレーション」です。
- うる覚え
- 「る」と「ろ」は文字の形も音もよく似ています。身近に訂正してくれる人が居ないのか、完全に間違えて覚えている人々も存在するようです。正しくは「うろ覚え」です。「うろ」とは「空洞」のことで、「見えないもの」・「確かでないもの」を指します。
- 汚名挽回
- 汚名は無くさなければならないものです。挽回してどうするのでしょうか。正しくは「汚名返上」。「名誉挽回」という言葉と混ざっているのでしょう。
- 対処療法
- 療法が何かに「対処」するのは当たり前です。馬から落ちて落馬する式の重ね言葉になっており、何かがおかしいことはちょっと考えれば解るでしょう。正しくは「対症療法」です。表面上の症状を消す(対症)だけで抜本的な原因の除去にはならない治療法のことであり、転じて、抜本的な解決に繋がらないその場しのぎの対処を広く指す言葉になったのです。
どれも一見もっともらしく響いてしまう言葉遣いなので、つい皆さん騙されっぱなしになるのでしょう。こういう間違いをしでかさないためには、普段から新聞記事や小説などをたくさん読んで慣れ親しんでおくことが大切です。
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