句点と括弧

括弧の前には句点(。)をつけません。

文が括弧で終わる場合は、括弧の後ろに句点を置きます。

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私の記憶が確かなら、鉤括弧の中に会話文を入れるときは次のように書くように小学校で私は教わりました。

食事の前には「いただきます。」と言いなさい。

しかし、世の中の大半の書物ではこうなっていません。鉤括弧の直前には句点を置かないのが一般的です。

食事の前には「いただきます」と言いなさい。

一方、鉤括弧に括られた節で文が終わってしまう時は、括弧の直後に句点を入れなければなりません。

「いただきます」。食事の前には皆でこう唱和して手を合わせるのが日本の習慣だ。

誤:「いただきます。」。食事の前には皆でこう唱和して手を合わせるのが日本の習慣だ。

誤:「いただきます」 食事の前には皆でこう唱和して手を合わせるのが日本の習慣だ。


小学校でなぜ一般的ではない書法を教えていたのかは謎です。私が小学校を卒業したのは遥かに昔のことなので、今は違う教え方をしているかもしれませんが。

こうした書法は標準に合わせるのが原則です。ですので上記のとおりに考えるべきです。しかし、私の場合は小学校で習ったことが頭に刷り込まれていて、正直な所いまだに括弧の前でもマルを打たないと落ち着かない気分になってしまいます。教育とは恐ろしいものです。

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