ネットに蔓延する変な句読点の使い方

ネットの中だけでしか通用しない句読点の使い方があります。不用意にフォーマルな文章に使ってしまうことのないよう気をつけましょう。

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ネットを行き交う文章で句読点の打ち方を見ていると、時として変な習慣に染まっている人が見受けられます。学校で先生に提出する作文などと違って面と向かって指導してくれる人が居ないせいか、修正されることもなく一定の割合で定着してしまうようです。ネットの中だけでとどまっているのならいいのですが、フォーマルな文書な中でそうとはしらず使ってしまえば、恥をかき、教養の無さを露呈してしまうことになります。

ここでは典型的な例を二つ示しておきます。

「...」の代わりに「、」を重ねて使う
三点リーダー(...)は、文の後半省略を示す記号です。通例は2つ重ねて使用します......。しかしネット上ではこれを「使用します、、、」などとテン(読点)の繰り返しで代用している例が多く見られます。誤用です。 おそらく「...」がかな漢字変換で出しにくいことから定着した用法でしょう。友達宛のメールになら構いませんが、フォーマルな文章ではNGです。 「...」はMS-IMEだと「さんてん」と打って変換すると出るようですよ。
「?」の後に「。」を打つ
「日本人として恥ずかしくないのですか?。」のような書き方です。わりとネトウヨな方の文章に多いような気がします。 これは日本語の綴り方をちゃんと勉強していないことによる誤用でしょう。「?」や「!」は単体で句点の機能を持ちますから「。」を重ねる必要はありません。 ただし、原稿用紙に手書きするときは、「?」のあとに空白を1マス分入れるのがお約束です。

ツマラナイところで教養を疑われないよう、文法や書法はきちんとおさらいしておきましょう。

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