weblio類語辞典のすすめ

文章表現の幅を広げるにはシソーラスが役立ちます。

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多様な表現を実践するには、自分の言いたいことを言い表す言葉にどのようなものがあるかを知る必要があります。シソーラスはそのためにうってつけのツールです。ウィキペディアには次のように説明されています。

シソーラス (Thesaurus) は単語上位 / 下位関係、部分 / 全体関係、同義関係、類義関係などによって単語を分類し、体系づけた類語辞典辞書

類語辞典は欧米圏ではシソーラス (thesaurus) と呼ばれているが、日本の類語辞典はその多くが五十音順でまとめられ、ある単語からその関連語を引くために用いられるのに対して、シソーラスはすべての単語を意味で分類して編纂されているところに違いがある。

シソーラスは普通の辞書と異なり、言葉の意味を文章で細かく説明したりせず、そのかわり類義語のリストが並んでいます。これが、文章では中々イメージしにくい微妙なニュアンスの把握に役立つのです。

作文という局面に関して言えば、シソーラスは自分が思いついた単語・表現をどのように言い換え出来るかを調べるのに有効なツールとなります。「同じ意味の別の言い回し」を調べることで、文末に同じ言葉ばかりが続いて単調になるなどという事態を防ぐことができるでしょう。さらに、「もう少し大掴みな説明に置き換えるとすればどうすればいいか」などといった視点から表現を練り直すにも役に立つのです。

日本語でのシソーラスとして出版されているものに役立つものがほとんどないと、2002年に出版された『「超」文章法』で著者の野口氏は嘆いています。しかし、今ではオンラインで無料で利用できる使いやすいシソーラスがあります。「weblio類語辞典」では、人手でまとめられた「類語」とコンピュータによって自動収集された「類語」の両方を調べることができます。

例えば、今日出席したパーティーが楽しかったという内容の記事をブログに書きたいとしましょう。「今日のパーティーは楽しかった」では紋切り型で魅力に乏しいです。何らかの形でもっと文章を膨らませたい。

そこで、weblioのスタートページにアクセスし、キーワードとして「楽しい」と入力してみます。まず、「楽しい」という言葉が「楽しみと陽気さを提供する」から「愛想が良く面白い」まで、6種類の異なる意味で使われることがわかります。これを眺めているうち、「今日のパーティーは大勢の人が集まり賑やかだった。」「主催者はいつものようにジョークを連発して愉快だった」などと、様々に視点や言い回しを変えて「楽しい」の中身を表現できることに思い至るはずです。

作文のお供に、ぜひweblio類語辞典をブックマークしておきましょう。

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