小論文で「合格」を得るためにチェックすべき5か条
小論文で高評価を得るために必ず考慮しなければならないポイントを5つにまとめました。
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入学試験・就職試験でしばしば課される小論文。それに応えて「合格」という結果を得るために留意すべき点をまとめてみました。
小論文必須チェックポイント5点
- 訊かれたことに直接的に答えていること
- 論理的であること
- 個性的であること
- 熱意・情熱・誠意などが感じ取れること
- 「やってはいけないこと」をやらかしていないこと
訊かれたことに直接的に答えていること
小論文が試験に出される場合、必ず「~について述べよ」などと課題が提示されるわけです。この課題文の主旨に正面から答える小論文を書かなければなりません。
当たり前のことのようですが、これができないでいる人は少なくないのです。
課題文を漫然と読んでいてはいけません。筆を進める前に必ず考えましょう。試験官がどのような内容を期待しているのかを。
論理的であること
何か言いたいことがあるらしいが、何を言ってるのかわからない。たまにそういう文章を平気で書く人がいます。いうまでもなく論外です。
論理的な文章は、呼応関係の連続でできています。疑問→回答。問題提起→結論。論拠→主張。この対応関係が作れない人がいます。
呼応関係は、個々の文の中にも細かく存在します。主語→述語。修飾語→被修飾語(形容詞→名詞、副詞→動詞など)。文章全体・文単位どちらのレベルでも呼応関係がちゃんとできていることを確認しながら書き進めなければなりません。
個性的であること
教科書を丸写したかのような文章を書いても意味がありません。間違ってはいないが新しさも独自性もない文章では、肯定的な評価はもらえません。マイナスではなくてもゼロの評価でしょう。
小論文が課される試験の場は、競争の場です。頭がいいところ、機転が利くところ、物事を深く理解していることなどをアピールして、ライバルよりも優位な場所に立たなければならないのです。
熱意・情熱・誠意などが感じ取れること
就職活動としての小論文となれば、これは欠かせない要素です。ただ優秀そうな人物だと思ってもらえるだけはダメで、この人となら気持ちよく一緒に仕事ができそうだと思ってもらえなければ、合格とはならないのです。最悪でも、「ちょっと理解度に難がありそうだが、こいつならまあ鍛えればものになるかもな」と思ってもらえる必要があります。もちろん、アピールできるのが熱意だけというのではなかなか厳しいでしょうが......。
「やってはいけないこと」をやらかしていないこと
たとえば字数制限をオーバーしているなどというのは論外です。如何に素晴らしい内容の文章を書いていても、こういうところで出題者の要求に反することをしてはいけません。
出題者・採点者は、あなたがまともに一緒にやっていける人物であるかどうかを見ようとしているのです。1000字と要求されているところで平気で1050字の文章を書いてよこす人が、はたして注文通りの仕事をしてくれるだろうか。そういう疑問を持つことになります。
すべては採点者に対して自分は適格者だと訴えるため
小論文を書く究極の理由を忘れないようにしましょう。
いくらうまい文章をかいてみても、それが筆者に対する好評価に結びつかないのでは意味がありません。
- 「この書き方でほんとうに採点者は納得してくれるだろうか?」
- 「この書き方で採点者を怒らせることにはならないだろうか?」
こうした視点を具体化したのが上に掲げた五つのポイントということです。
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