筆者に自信がないとき、文章は長くなる

大言壮語で文章を飾り立てたくなったら要注意です。執筆方針について抜本的な見直しが必要かもしれません。

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文章の素材とすべき素晴らしいデータがふんだんに揃っていて、主張したいことが明確で、その内容に絶対の自信があるという状況で文章を書き下ろしたい。誰しもこのように望むところでしょうが、現実にはなかなか難しいのも確かです。

こういう状況で無理して作文を試みると、その無理が文章にあらわれてしまうことがあります。そういう状況に陥っていないか自己判断し、適切に修正できるようになっておくことも大切です。

自信がないと虚勢を張りたくなる

筆者の自信のなさは、しばしば文章の過剰の粉飾という形で表に現れます。

強調言葉(特に副詞)の多用

きわめて、絶対に、大いに、間違いなく、問題なく......

  • ほんとうに、絶対に、あなたが書いていることは真実なのでしょうか?

回りくどい語尾

~と感じるのは私だけだろうか。~と思う。~と思われる。

  • その「思う」は必要ですか。どうして「~である」ではないのですか?

自己診断と修正

今書こうとしている主張に無理があることを、あなたは本音では気づいているのではありませんか? その主張を通すための材料が不足しているのではありませんか?

キーボードをたたく手を止めて、構想を練り直したりデータを見直したりすべきなのかもしれません。こういう「大言壮語」はそういう可能性を筆者に教える危険信号と捉えるべきなのです。

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