文脈をつなげる力を養おう

話は上手いのに文章を書くのはてんでダメという人がいます。そういう人は「文脈」をつかみ展開していくセンスにかけているのだといいます。その解決法が紹介されていました。

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酒席でのおしゃべりなら、話題があっちへ飛びこっちへ飛びという状況は至極当たり前です。全体としてみればまとまりなどないのですが、誰も不自然を感じません。

しかし、文章ではそれは通用しないのです。文章は全体として首尾一貫したストーリーにそって展開されなければなりません。問題提起がなされたら解答が提示されなければならないし、枝葉の話題はどれも本題を補完するものでなければなりません。

話をさせるととてもうまいのに文章が全く書けないという人は、話をきちんと繋いで「首尾一貫」させることができていないのです。ですが、ネタはたくさん持っているわけですから、「話を繋ぐ」スキルを会得しさえすれば立派な文章が書けるはずです。

『大人のための書く全技術』(齋藤孝著)はその力を次のような方法で鍛えることを提案しています。

  • 「人の話を聞いてメモを取り、それをつなぎあわせて一つの文章にする」

前述の通り、話というものは話題がどんどん移り変わっていきます。話として聞いているときには違和感を感じませんが、そのままメモを取ってみると文章としては支離滅裂としか言いようのないものになってしまいます。ここで愕然とします。しかし気をとりなおして、次の2段階作業に挑戦せよというのです。

  1. 必要な部分を抜き出す。
  2. 順番を入れ替えたり、言葉を調整したりして、つなぎ合わせる。

繰り返し挑戦しているうちに「文脈力」が身につくといいます。

文章には守備一貫した文脈が必要。文脈の在り方を見極め、それにそった文章が構成できるようになることが重要です。

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