段落(パラグラフ)の長さ
段落の長さは読みやすさに大きな影響を与えます。適当に区切ってはいけません。長すぎても短すぎてもいけません。
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『理系のレトリック入門』では、段落を「文章の書き方の中で最も重要な鍵を握っている」とし、適当な長さで区切るといった安易な考え方を批判しています。同書によれば一つの段落中に含まれる文の数は最低3文から多くて10文。
『理科系の作文技術』では、段落の標準的長さを「200字から300字」としています。長過ぎるパラグラフは読む気を失わせ、短すぎるパラグラフは散漫な印象をあたえるので避けるべきとしています。同書では一文の長さを50文字と言っていますから、単純計算で一段落あたりの文の数は4文から6文を想定していると考えられます。
いずれにせよ、両書では共通して「一つの段落の中では一つの話題だけを書け」との主張が成されていることに留意した方がいいでしょう。
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